30年後の未来より、明日の年金。

ヘーゲル法哲学批判序説 城塚 登 訳  pp.94-96
岩波文庫 白124-1 ISBN4-00-341241-9

引用ここから>>

では、どこにドイツ解放の積極的な可能性はあるのか?

答え。

それはラディカルな鎖につながれた一階級の形成のうちにある。
市民社会のいかなる階級でもないような市民社会の一階級、あらゆる身分の解消であるような一身分、その普遍的な苦難のゆえに普遍的な性格をもち、なにか特別の不正ではなく不正そのものを蒙っているがゆえにいかなる特別の権利をも要求しない一領域、もはや歴史的な権原ではなく、ただなお人間的な権原だけを拠点にすることができる一領域、ドイツの国家制度の諸帰結に一面的に対立するのではなく、それの諸前提に全面的に対立する一領域、そして結局のところ、社会の他のすべての領域から自分を解放し、それを通じて社会の他のすべての領域を解放することなしには、自分を解放することができない一領域、一言でいえば、人間の完全な喪失であり、それゆえにただ人間の完全な再獲得によってのみ自分自身を獲得することができる一領域、このような一階級、一身分、一領域の形成のうちにあるのだ。
社会のこうした解消が一つの特殊な身分として存在しているもの、それがプロレタリアートなのである。
プロレタリアートは急に起ってきた産業の活動を通じて、ようやくドイツにとって生成しはじめつつある。
なぜなら、自然発生的に生じてきた貧民ではなくて、人為的につくりだされた貧民が、社会の重圧によつて機械的に抑えられた人間集団ではなくて、社会の急激な解体、ことに中間層の解体から出現する人間集団が、プロレタリアートを形成するからである。
もっとも、自然発生的な貧民やキリスト教的-ゲルマン的農奴も、しだいにこの隊列に加わるのは自明のことであるが
プロレタリアートは従来の世界秩序の解体を告げるのであるが、その際それはただ自分自身のあり方の秘密を表明しているだけである。
なぜなら、プロレタリアートはこの世界秩序の事実上の解体であるからだ。
プロレタリアートが私有財産の否定を要求するとき、それは社会がプロレタリアートの原理にまで高めたものを、すなわちプロレタリアートが手をかすまでもなくすでに社会の否定的帰結としてプロレタリアートのうちに体現されているものを、社会の原理にまで高めているにすぎない。
この場合、プロレタリアが生成しつつある世界について〔自分たちの世界だとする〕権利をもっているのは、ちょうどドイツ国王が既成の世界について、国民を朕の国民、馬を朕の馬とよぶ権利をもっているのと同様である。
国王は国民を彼の私有財産であると宣言することによって、私有財産所有者が王であることを表明しているだけなのだ。
哲学がプロレタリアートのうちにその物質的武器を見いだすように、プロレタリアートは哲学のうちにその精神的武器を見いだす。
そして思想の稲妻がこの素朴な国民の地盤の根底まで貫くやいなや、ドイツ人の人間への解放は達成されるであろう。

結論を要約しよう。

ドイツのただ一つ実践的に可能な解放は、人間を人間の最高のあり方であると宣言するところの、この理論の立場からする解放である。
ドイツでは、中世からの解放は、同時に中世の部分的克服からの解放としてのみ可能である。
ドイツでは、あらゆる種類の隷属状態を打破することなしには、いかなる種類の隷属状態も打破することができない。
根本的なドイツは、根本から革命を起さなければ、革命を起すことができない。
ドイツ人の解放は、人間の解放である。
この解放の頭脳は哲学であり、その心臓はプロレタリアートである。
哲学はプロレタリアートの揚棄なしには自己を実現しえず、プロレタリアートは哲学の実現なしには自己を揚棄しえない。
あらゆる内的条件が充たされたとき、ドイツ復活の日はガリアの雄鶏の雄たけびによって告げ知らされるであろう。

<<引用ここまで。

切っても切れない関係………………課題は 【揚棄】 で、まさに天麩羅を揚げる職人技を要求しているみたいだ………………
僕にとっては全く古くさくない 「直感」 で、思弁的に行き着くようなものではなく、
血と汗と涙で………………

辞めて置こう………………対象化される 「もの」 としての僕も思弁的になっているぅ………………
何故? ここまで 《到達》 し・得・た・の・か?

ははははははははははははははははははははははははははははは。

トイレが近くなったぁ………………

 

 

 

 

 

 

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