ヲタクきもい、について

人は誰でも自分を「普通」だと思い、社会的な「地位」を作ろうとする。
「ヲタク」が「きもく」なくなったら「ヲタク」では無くなるんだ。
 
昔、昔、金沢近郊に「松本印刷」って「ヲタク」専門の印刷屋があった。
「ヲタク」の「草分け」達には、懐かしくて仕方が無いと思う。
高校生や中学生のコミックを格安で印刷していた。
睡眠もあまり取っていなかったし、栄養も無茶苦茶だった。
よく我が家に来て、飯を喰っていった。
出来るだけ、栄養を考えて一緒に食べた。
 
私の知る範囲では、金沢辺りで最も古くにマックを導入した会社だと思う。
「台詞」の貼り込みに最適だったんだ!
社長は若くして肝臓ガンで亡くなった。
私は「彼」の幽霊と3回遭遇した。
悔しくて仕方がなかったんだと思う。
どういう訳か、「彼」の職場の後で、仕事をするようになった。
夜中にマックが「ぼよーん」って、勝手に起動するんだ。
CRTを「彼」が横切っていった。
マイクロラインで出力すると、エラーが起こり、紙に「彼」の顔がボンヤリと映るのである。
会社の入り口では、「彼」と出会ってしまい、「やあ」と挨拶してから、振り向くと誰もいないのである。
 
 
今も、私の仕事場には「彼」の本棚が2つも現役で置いてある。
「彼」も粗大ゴミで拾ったって言っていた。
最後に会社を片付けるのを、私一人でやった。
泣きながら、悔しくて仕方がなかった。
涙がこれ以上でないほど、泣いた。
様々なコミックの版を処分していると、
この若者達のエネルギーを「組織」出来たら、革命を起こせると思った。
 
「彼」が断裁した名刺の大きさの、様々な色の紙は、今でも子供達の人気の的である。
カテゴリー: 未分類 パーマリンク